急がず、休まず

道を歩いているとき、石につまずいたとします。その反応の仕方はそれぞれです。自分がうかつであったと反省する人、石に腹を立てる人、石をそこに置いた人間を恨む人・・・・・。一つ一つの出来事をどう受け取るかによって、人生は良い意味でも、悪い意味でも大きく変わるといわれます。物事をどのような目線で見ていくことが大事なのか。庭野日鑛・立正佼成会会長による智慧と慈悲のメッセージを贈ります。

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急がず、休まず

苦悩から離れるには

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仏さまが私たちに教えてくださった大事なことの一つに、「四諦(したい)の法門」があります。「苦(く)」「集(じゆう)」「滅(めつ)」「道(どう)」とあり、その一つ目に、私たちが悟らない限り、人生は苦に満ちているということが「苦諦」として教えられております。
その苦の本質は執着にあるということが二番目の「集諦(しつたい)」です。そして三つ目には、苦から解放されるには、執着を滅すればよいということが、「滅諦」で教えられています。さらに四つ目として、執着を滅する最高の訓練の場は日常生活であるから、その中で実践を続けることが、「道諦」ということで教えられております。
こうした「四諦の法門」を実際に日常生活でしっかりと当てはめていくことができたら、この法門一つで、私たちの人生は苦悩から離れることができると仏さまは証明してくださっています。
「四諦の法門」をしっかりと会得(えとく)して、その喜びを今度は人さまにお伝えしていく。そうした生活ができたら、ご先祖さまは、さぞ喜んでくださるのではないかと思います。

『佼成新聞』(佼成出版社)より


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