急がず、休まず

道を歩いているとき、石につまずいたとします。その反応の仕方はそれぞれです。自分がうかつであったと反省する人、石に腹を立てる人、石をそこに置いた人間を恨む人・・・・・。一つ一つの出来事をどう受け取るかによって、人生は良い意味でも、悪い意味でも大きく変わるといわれます。物事をどのような目線で見ていくことが大事なのか。庭野日鑛・立正佼成会会長による智慧と慈悲のメッセージを贈ります。

検索


急がず、休まず

人間として生まれた感謝

  • 感謝
  • 信仰

私たちは普段、人間として生まれてきたことを当然と思って生きていることが多いわけです。しかし、よく考えてみますと、私たち人間は話すことができます。そして一番有り難いことは、感謝の心を持っています。この感謝の心を持っているのは、どうも人間以外にはないようであります。人間になって初めて、感謝の心を持つようになった、このようにも言われております。
私たち人間は、仏性という神秘と申しますか、奇跡的とも言える不思議な力も具えています。そして、仏さまがお説きくださった法に沿って生きていくならば、「苦は楽の種」という言葉のように、苦すらも楽に変えていくことができる能力を頂いているということです。
そのことに気づきますと、決して苦は、苦のままではない。苦が深刻であればあるほど、ご法を真剣に求めることになり、問題を解決していく智慧もわいてくるわけであります。その意味で、人間に生まれたことに本当に感謝をして生きていく、これほど大事なことはないと言えると思います。

『佼成新聞』(佼成出版社)より


この記事を誰かに伝えたいですか?